• 人気の火災保険10種類 保険料の比較一覧
  • 保険料は?補償内容は?火災保険はじめてガイド
  • あなたにピッタリな火災保険の選び方
  • よくある疑問を解決Q&A
  • サイト内で困ったらココ 火災保険の用語辞典
これで安心!火災保険比較ランキング » 火災保険よくあるQ&A » 火災保険に加入する必要性とは?

火災保険に加入する必要性とは?

「自分は、火事を起こす心配がないから火災保険に入らなくても大丈夫」と思っている人も多いでしょう。しかし、火災保険には入るべき理由があります。火災保険の目的やメリットについて紹介します。

火災保険に加入するべき人とは?

日本における年間火災件数は約5万件です。このなかには、林野火災や車両火災も含まれており、建物だけに限っていえば年間2万5,000件ほどになります。全国の世帯数は約5,400万世帯なので約2,200世帯に1件の割合で建物火災が起きているといえるでしょう。

確率だけでみると少なく見えるため、「入らなくても問題ない」と考える気持ちもわかります。しかし、火災の被害に遭ったときには、住宅や家財を失ってしまうことがほとんど。隣家への類焼により、補償を求められることもあります。もとの生活に戻るためには多額の費用がかかるため、火災保険は必要といわれているのです。これは、持ち家と賃貸どちらの場合にもいえます。

隣家が火元でも賠償は受けられない

「うちはほとんど料理をしないし、タバコも吸わないから火事は起こさないだろう」とお考えの方もいることでしょう。しかし、火災の原因はいつも自分自身にあるとは限りません。隣家を火元とする火事が燃え広がり、辺り一帯に大きな被害をもたらす場合もあるのです。そうして自宅が延焼の被害を受けた場合でも、火災の責任を定めた「失火責任法」では火災を起こした人には賠償責任はないと明記されています(特別な重い過失がある場合は除く)。よって自分の家は自分で守るしかないのです。

全焼しなくても被害は甚大

火災が起こったとき、たとえ全焼を免れたとしてもその被害は甚大です。火が燃えた部屋の被害はもちろん、火が入っていない部屋にまで煙が入り込んで衣服や家具が異臭を放つようになったり、消火活動で家中が水浸しになったりといったケースは珍しくありません。家財の買い替え費用・家屋の解体や修復のための費用・修復中の仮住まいの費用といった想定外の出費が次々と必要になります。そんなときには、金銭的負担を大きく軽減してくれる火災保険が非常に頼りになります。

持ち家の場合

新居を建てるときには、ほとんどの方が住宅ローンを利用するでしょう。その際に火災保険への加入をすすめられると考えられます。これは、もしも火事で住宅ローンが燃えてしまっても火災保険によって残りのローンを補償するため。火災保険に加入していないと、ローンだけが残ってしまうということもあるのです。

また、火事の原因は自分にあるとは限りません。隣家の火の不始末により自宅が燃えることもあります。その場合に十分な補償を受けるためにも火災保険は必要なのです。

賃貸の場合

賃貸住宅の場合には、建物は大家さんの所有物。火災保険も大家さんが加入していますが、入居者の方も火災保険への加入するのが一般的です。これは、大家さんへの賠償責任を果たすため。家事により部屋に損害を与えた場合、入居者は原状回復しなければなりません。その場合に備えるのが火災保険というわけです。

また、火災により隣の部屋にも被害が出た場合、家財の補償などでトラブルになることも。その際も火災保険に加入していれば、スムーズに問題を解決できます。

火災保険に加入するメリット

自然災害に対する備えに

火災保険に加入しておけば、火災保険だけでなく地震や台風、集中豪雨、土砂災害、大雪、落雷などの自然災害による損害でも補償が受けられます。大規模な自然災害になると国から補償金が出ることがありますが、すべての場合で適用になるわけではないうえ金額にも制限があり、家の建て替えや家財の買い直しをまかなえる額を国からもらえることはまずありません。

近年では気象条件の変化により、ゲリラ豪雨での床上浸水や竜巻など、以前はめったに見られなかった災害が増えてきています。こういった自然災害の被害から生活を元通りに立て直すためには、日頃からの火災保険の加入を含めた自助努力が必要不可欠なのです。

火災以外のトラブルにも対応

火災保険は火災やその他自然災害以外の幅広いトラブルも補償する保険です。とくにマンションでよく見られるトラブルのひとつに水濡れがあります。洗濯機が故障して水漏れする・水槽が割れて部屋が水浸しとなるといったケースは以外とよくあるものです。また、同じくマンションで多いのが空き巣被害による住宅設備の汚損や破損などがあります。こういった場合にも火災保険に加入していれば、補償内容によっては十分カバーすることができるので安心です。トラブルは「まさか自分が」と思っているときにふいに起こるもの。転ばぬ先の杖として火災保険をしっかりと活用することをおすすめします。

保険料が値上がりしない

保険料の値上がりがないというのも火災保険のメリットです。火災保険には自動車保険のように等級がありません。そのため、何度保険を利用しても保険料が値上がりすることがないのです。また、過去3年までさかのぼって申請し、保険金を請求することもできます。その際は被害時の写真や証明書が必要になるため準備しておきましょう。

入らなかった場合のリスク

逆に、火災保険に加入しないことはリスクが高いためおすすめできません。延焼被害に遭っても賠償されず、自己負担となるケースがあるためです。

たとえば、同じマンション内の住居が火災になり、その延焼で他の家に被害があったとしましょう。多くの人は、火元の住人が補償してくれると考えると思います。しかし、火元の住人に過失がないと認められた場合、その人は損害賠償責任を負いません。これは、失火責任法という法律で定められています。つまり、自分に落ち度がない火事によって被害を受けたときに補償を受けられるとは限らないのです。

火災保険に加入していれば、住居だけでなく家財も補償対象になります。自分の家を守る役割が火災保険にはあるといえるでしょう。

万が一に備えて火災保険に加入しておこう

火災保険は生活全般を補償対象としている保険です。実際に自分が火災に遭遇する確率はまれとはいえ、その被害は甚大なもの。また、自分に責任がない火災でも火災保険に加入していることで補償を受けられるようになります。これは、持ち家と賃貸どちらの場合も共通です。大きな損害に対して備えることが保険の目的のため、加入しておくようにしましょう。

保険会社によっては、自分に必要な補償やプランを選ぶことができます。家財保険まで手厚い補償にしたり、反対に最低限の補償だけ付けて保険料を抑えたりすることも可能です。また、水回りやカギ開けサービスなどを展開しているところもあります。保険を検討するときには保険料で比較してしまうことが多いと思いますが、満足なものを見つけられるよう、サービス内容まで確認するのがおすすめです。現在、火災保険に加入している人も一度見直してみると良いかもしれませんね。

ページ上部へ戻る