ホームプロテクト総合保険のプラン内容
外資系損害保険会社AIU損保と富士火災が合併して生まれたAIG損保。ここでは、AIG損保が提供している火災保険「ホームプロテクト総合保険」について、補償内容や保険料、特約の種類、サポートサービスの種類などをまとめました。
画像引用元:AIG損保 ホームプロテクト
https://www.aig.co.jp/sonpo/personal/product/house/homeprotect
ホームプロテクト総合保険の基本情報
ホームプロテクト総合保険のサービス内容を以下にまとめてみました。
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補償内容
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災害 プラン 火災、落雷、破裂・爆発
(例:火災で家が焼失してしまった)
(例:落雷に遭い、家電製品の一部がショートしてしまった)Aプラン、Bプラン、Cプラン、Dプラン、Eプラン、Fプラン 風災・雹災・雪災
(例:台風で窓ガラスが割れてしまった)
(例:台風で窓ガラスが割れて雨が屋内に侵入し、
家電製品の一部が壊れてしまった)Aプラン、Bプラン、Cプラン、Dプラン、Eプラン、Fプラン 水災
(例:大雨の影響で床上浸水し、床や壁が損害を被った)
(例:大雨の影響で床上浸水し、
家電製品の一部が水に浸って使用不能となった)Aプラン、Cプラン、Eプラン 物体の落下・飛来・衝突等、水濡れ、労働争議に伴う破壊行為等
(例:住宅が自動車の当て逃げ被害に遭い、外壁が損傷した)
(例:給排水設備から水漏れし、床や壁、家電製品等が損害を受けた)Aプラン、Bプラン、Cプラン、Dプラン 盗難
(例:空き巣に入られ、窓ガラスを割られた)
(例:空き巣に入られ、家電製品を盗まれた)Aプラン、Bプラン、Cプラン、Dプラン 不測かつ突発的な事故(破損、汚損など)
(例:模様替えの最中、誤って家具をぶつけてドアを壊してしまった)
(例:子供が誤ってテレビを倒し、画面が損傷してしまった)Aプラン、Bプラン -
上記の他に、事故の内容に応じて以下の費用保険金が補償される場合があります。
事故時諸費用保険金
事故が生じて保険金が支払われ、なおかつ、事故の影響で臨時に費用が生じてしまった場合、その費用を補償します。 (例:火災で家の一部が燃え、その修理の間、家族でホテルに宿泊したときの宿泊費用)
支払割合 1事故1敷地内ごとの支払限度額 損害保険金の10% 100万円 損害保険金の30% 100万円または300万円 残存物取片づけ費用保険金
事故が生じて保険金が支払われ、なおかつ、事故によって生じた残存物を片付ける際、片付けにかかった費用を補償します。 (例:火災に遭って家が全焼し、焼け跡の残存物を業者に撤去したもらった際の撤去費用)
地震火災費用保険金
地震や噴火、または地震や噴火による津波が原因で家が火災に遭った場合、それによって生じた臨時費用を補償します。ただし、「保険の対象が建物である場合には、その建物が半焼以上となったとき」または「保険の対象が家財である場合には、その家財を収容する建物が半焼以上またはその家財が全焼となったとき」に該当する場合に限ります。
火災保険とともに契約する「地震保険」とは趣旨が異なるので、注意してください。 (例:地震による津波で家が全焼した際に生じた各種臨時費用)
損害防止費用保険金
事故が生じて保険金が支払われ、なおかつ、事故による損害の発生や拡大防止のために消火活動を要した場合、その消火活動にかかった費用を補償します。 (例:消火活動によって消火器を使用した際、消火器の再取得費用)
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保険料
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AIG損保のホームプロテクト総合保険の保険料について、公式ホームページ、および公式パンフレットには具体的な事例は見当たりませんでした。以下では、ホームプロテクト総合保の契約における保険料の算定基準をご紹介します。
AIG損保のホームプロテクト総合保険の保険料は、保険の対象、建物の所在地、構造級別、建物の建築年月、契約金額、保険期間、各種割増引等の要素によって決定します。
保険の対象
保険の対象は、専用住宅、併用住宅(事務所兼住宅など)の建物、および、それら住宅に収容される家財です。建物のみ、家財のみ、建物と家財の両方、いずれを保険の対象とするかによって保険料は変わります。
建物の所在地
都道府県によって、同じ補償内容でも保険料率が変わります。火災保険の保険料は、各都道府県における事故の発生状況や損害状況も元にして計算しているためです。
構造級別
構造級別が「M構造」か「T構造」か「H構造」かによって、保険料が変わります。
「M構造」とは、一般的なマンションにおける耐火構造。「T構造」とは、鉄骨住宅などにおける耐火構造。「H構造」とは、木造住宅などのような非耐火構造。マンション、耐火、非耐火の頭文字をとって、M、T、Hと呼んでいます。
これらのうち、最も耐火性能に優れた構造級別が「M構造」。逆に、最も耐火性能が劣った構造級別が「H構造」。よって、保険料は「M構造」が最も安く、「H構造」が最も高くなります。
建物の建築年月
築年数が浅ければ浅いほど、保険料が割安となります。基本的には、築10年未満の建物が対象となります。
契約金額
契約金額とは、いわゆる保険金額のこと。万が一の事故の際の保険金支払い限度額となります。被害の状況によっては、必ずしも契約金額の満額が支払われるわけではないのでご注意ください。
契約金額は、一般に再調達価額で算定します。再調達価額とは「まったく同じ家を購入すると仮定した場合の購入費用」。建物の経年劣化等を考慮した「時価」とは異なります。
また、家財も保険の対象とする場合には、住宅の占有面積と世帯主の年齢によって、家財の再調達価額を評価します。
保険期間
保険期間は、1年以上10年以下で整数年にて契約ができます。保険期間が長ければ長いほど、1年あたりの保険料は安くなります。
なお、保険期間10年の新規契約が満期となった場合、被保険者からの申し出等がない限り、原則として10年保険で契約が自動更新されます。
各種割増引
その他、保険料の各種割引制度があるので、該当する項目があるかどうか、事前に確認しておくようにしましょう。
「Web申込に関する割引」
保険期間が2年以上で、かつWebを通じて申込をした場合、保険料が割引となります。
「建物の性能や設備に関する割引」
すでに説明済みの構造級別による割引制度の他に、オール電化住宅の場合にも割引が適用となります。
「消火設備割引」
建物に消火栓や火災報知器、スプリンクラー等を設置している場合、保険料が割引となる場合があります。
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サポートサービス
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住まいのかけつけサービス サポート
内容エアコンの水漏れ、トイレの詰まり、カギの紛失、シャワーのお湯が出ない場合、24時間365日、専門業者を手配 対象
プランA~Fのすべてのプラン 健康・医療に関する電話相談、
情報提供サービスサポート
内容健康・医療・介護・育児電話相談、福祉・介護事業者案内、病院・老人福祉施設案内 、メンタルヘルス電話相談、ベビーシッター派遣業者案内、人間ドック施設案内 対象
プランA~Fのすべてのプラン 日弁連弁護士ご紹介サービス サポート
内容「弁護士費用等補償特約」の対象となる事故が発生した場合に、日本弁護士連合会(日弁連)を通じて、各都道府県の弁護士を紹介 対象
プラン本契約に加え、「 個人・受託品賠償責任補償特約」「 類焼損害補償特約」「 弁護士費用等補償特約」の全てを契約している場合 -
特約
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ドアロック交換費用補償特約 サポート
内容建物のドアのカギが盗難された際、ドアロックの交換に要した費用を補償 対象
プランオプション契約 防犯装置設置費用補償特約 サポート
内容建物が何らかの犯罪行為に遭い、同種の犯罪行為を防止するために対策を打った際に要した費用を補償
対象
プランオプション契約 臨時賃借・宿泊費用補償特約 サポート
内容建物が基本補償の事故に遭った際、臨時で生じた家族の宿泊費用等を補償 対象
プランオプション契約 専用使用権付共用部分
修理費用補償特約サポート
内容専用使用権付共用部分(バルコニーなど)に損害が生じ、自己負担で修理をした際に要した費用を補償 対象
プランオプション契約 持ち出し家財補償特約 サポート
内容保険証券に記載されてある家財を持ち出した際、偶発的な事故によって生じた当該家財の損害を補償 対象
プランオプション契約 美術品等の明記に関する特約 サポート
内容基本補償に該当する事故で、保険証券に名器された美術品等が損害を受けた場合、その損害を補償 対象
プランオプション契約 個人・受託品賠償責任補償特約 サポート
内容特定の事故によって他人の身体や財物、受諾品に損害を与えた場合、法律上の損害賠償を補償 対象
プランオプション契約 類焼損害補償特約 サポート
内容火災や爆発、破裂等によって他人の住宅や家財に類焼による損害を与えた場合、その損害を補償 対象
プランオプション契約 弁護士費用等補償特約 サポート
内容国内で生じた事故の被害において、法律相談費用や弁護士費用等を負担した際の費用を補償 対象
プランオプション契約 借家人賠償責任・修理費用補償特約 サポート
内容借用している部屋が火災等によって損害を受けた際、被保険者が貸主に対して負う損害賠償を補償。あるいは、損害を自己負担で修繕した際には、その修繕費を補償 対象
プランオプション契約 支払用カード・個人情報不正使用
被害等補償特約サポート
内容国内外において、被保険者が個人情報や支払用カードを悪用される等で被った金銭的被害を補償 対象
プランオプション契約
ホームプロテクト総合保険ってどんな保険?
ホームプロテクト総合保険は、火災や風災、爆発による被害など、一般的な火災保険の補償をしっかり網羅している安心の保険です。契約者の希望によって付帯できる自身保険や豊富な特約、また、事故が起こった際の臨時費用の補償についても手厚く、まさにヌケ・モレのない火災保険といった印象です。
具体的な保険料例が見当たらないのですが、ネット上では、他社に比べて保険料が割安という声が散見されます。補償内容を始め、運営上のムダも一切省いている印象があり、その分、保険料に還元していると考えられます。外資の発想が入った合理的な火災保険と言うことができるでしょう。
各種割引制度が充実しているので、契約を検討する際には細かくチェックして、少しでも保険料を安くするようにしましょう。
ホームプロテクト総合保険はこんな人にオススメ
基本補償のプランを6種類も用意している点は、ホームプロテクト総合保険の大きな特徴。
「水災」も含めたすべての被害を補償して欲しい人はAプランを、「火災、落雷、破裂・爆発」と「風災・雹災・雪災」の最低限の補償で良いという人はFプランを、その他、それぞれの建物の状況やライフスタイルなどに応じて他のプランも選択することができます。
基本補償の内容を自由度高く選びたいという人には、とても向いている火災保険と言えるでしょう。もちろん、補償の幅が広ければ広いほど、生活していく上では安心です。ただ、建物の特徴や場所などの条件次第では、一般的な火災保険の保障内容には、実質的に不要なものがあるかも知れません。
ムダな基本補償を外し、少しでも保険料を安く抑えたいという方は、ホームプロテクト総合保険を検討してみても良いでしょう。人気の
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